――今回の漫画賞は規模も大きく、集英社の青年コミック誌が総力をあげて取り組む企画となります。企画の骨子をお聞きした際の感想をお聞かせください。
二:審査員の方たちが豪華だなと感じました。漫画家以外にも多彩なジャンルの方が参加していらっしゃって、どんな審査をするのか、今から楽しみです。
あと、40というテーマ数に驚かされました。普通の漫画賞と違いテーマがある程度決まっているので、もしかしたら描きやすいかもしれませんね。 ただ、どのジャンルで描くにしても、“「誰が」「どこで」「何を」する話なのか”といった点で、特に「誰が」の部分には気を使って描いて欲しいと思います。
――「野球」漫画を連載中ということもあり、審査員をご担当されるにおいて躊躇もあったのではないですか? 引き受けるに至った決め手などあるのでしょうか。
二:これはもう、単純に面白そうだったからです。特にスポーツ系の漫画を読むのが好きなので、たくさん読みたいなと思いました。勉強にも刺激にもなると思いますし、「こんなキャラがいるのか!」「この角度を攻めてくるのか!」と感嘆したいです。まだ審査前ではありますが、すでに一読者としてワクワクしています。
――これまで漫画家として活動される中で、苦しいと感じることも多かったと思います。そういった時期を脱するコツのようなものはあるのでしょうか。
二:連載を取るまでに時間はかかりましたが、特別苦労したとは思っていません。自分の実力が足りないと感じることが多かったので、とにかく週刊連載へ挑戦するだけの力を身につけようと思っていました。とはいえ精神的に、まあまあきつかったことは間違いないですが(笑)。
――先生が、普段楽しみにしていることや創作活動の糧としているようなものはありますか。
二:刺激を得るために見ているわけではないですが、漫画、本、テレビ、ラジオ、Youtubeで好きなものをみています。あくまでも僕の感覚にはなりますが、色々と見すぎるよりも、好きな創作物を深く知った方が為になることが多いです。
――野球漫画は現行のタイトルだけでなく、名作とも比べられることの多い難しいジャンルだと思われます。このジャンルで成功しようと思ったときに「新人」としてやるべきこと、取り組むべきことなどはあるのでしょうか。
二:まず「そのジャンルで成功しよう」と思わないことだと思います。ジャンルにこだわり過ぎると、そのジャンルで成立する舞台と設定を考えてからキャラを当てはめてしまう危険があるからです。どんなジャンルを描くにしてもキラリと輝くものを持った主人公と出会ってから、自分の好きな舞台に放り込んだほうがいいと思っています。
――なるほど、“「野球」というジャンル”から入るのは危険ということですね。
二:そうですね。野球というジャンルにとらわれ過ぎないことが重要だと思います。「輝くキャラクターと出会って、その子に野球をさせる」という順番が大事なので、入れ込む要素はそれから考えたほうがいいかと思います。大袈裟な話、“野球をしていなくても面白い主人公”との出会いが、野球漫画で1番大切な要素かもしれません。
――先生が期待する応募作品は、どういったものでしょうか?
二:最初の一コマから全身全霊を注いでいるような漫画が読みたいです。細かい技術とかは僕はわからないので(笑)。不器用でも愚直でも何でもいいんですが、とにかく全力を感じたいんです。力の抜けたギャグやコメディだとしても、全力で笑わせにきてほしいですね。
――最後に、応募者の皆さんにメッセージとエールをお願いします。
二:読み切りのネームを最後まで書くこと、原稿を完成させることはものすごく大変な作業だと思います。なので、完成させたらまずは自分を褒めてあげてください。そして、少ししたら反省して、改善して、もっといい漫画を描けるように頑張りましょう。いつか同じ雑誌に載れたら嬉しいです。
応募資格:プロ・アマ問わず/ページ数:50ページ以内/一作品につき一つの賞に応募可能です。
受賞作はとなりのヤングジャンプ ・ヤンジャン!アプリに掲載予定です。さらに優秀作品に関してはヤングジャンプ・グランドジャンプ・ウルトラジャンプ誌面に掲載される場合があります。また、大賞・準大賞・審査員特別賞の受賞者は2021年1月開催予定の授賞式にもご招待いたします。(※交通費の支給は大賞受賞者ご本人様のみとなります)
最終候補作投稿者にはヤングジャンプ定期購読デジタルが1年間無料となる特典もございます。
※各漫画賞ごとに審査のうえ、受賞作を決定します。
※受賞本数内訳は各審査結果により異なり、各漫画賞の賞金250万円の内訳は各漫画賞で異なります。
※全40漫画賞の賞金総額が最大で1億円となります。
※賞によっては条件の異なるものもございます。詳細は賞ごとの概要をご確認ください。
※商業媒体未発表(投稿サイトやSNSなどを除く)のオリジナル作に限ります。同じ作品を同時期に他の新人賞(web媒体含む)へ応募するのはご遠慮ください。
※受賞作品の出版権、上映・上演権、映像化権などの諸権利は集英社に帰属します。
※応募された個人情報は厳重に管理し、本企画遂行以外の目的に使用することはありません。本企画遂行後、速やかに破棄致します。
宛先
〒101-8052
神田郵便局 郵便私書箱 第66号
「1億円40漫画賞」係
※返却原稿用封筒を同封してください。切手不要です。
記入事項
原稿の最終ページ裏に下記を記入してください。
■郵便番号
■住所
■氏名(本名とペンネーム)・年齢
■職業
■電話番号(都合の良い時間帯も)
■今までの投稿・掲載歴
■志望雑誌(ヤングジャンプ・となりのヤングジャンプ&ヤンジャン!アプリ・グランドジャンプ・ウルトラジャンプ)※複数回答可
■作品を投稿する賞名 ※一作品につき一つの賞に応募可能です
※手書きの場合はB4判の紙に黒インクか墨汁で描き、セリフは鉛筆で濃く書いてください。絵柄にかかる場合はトレーシングペーパーの上に。版面は270×180ミリ(右図参照)。
応募フォームより必要事項を入力の上、原稿データをアップロードしてください。
原稿作成時のデータは指定なく自由に作成可能ですが、提出にはweb掲載用としてjpegもしくはpngファイルにてアップロードしてください。
原稿は原則として、アナログ原稿の版面に準じます。
B4サイズでプリントアウトされるように設定し、その際、上下左右20mm以上の余白が出来るように作成してください。
各ページに必ずノンブル(ページ番号)を記載してください。
ファイルサイズの上限は100MBです。
そのサイズを超える作品は、CD-Rなどに書き込み、プリントアウトを別途添えて郵送にてご応募ください。
アップロードするファイルは圧縮し、ファイル名は「(作品名の半角英数小文字).zip」でお願いします。
例)shinman.zip
各頁jpeg/pngファイルのファイル名は半角アルファベットのタイトル名+ページ数3桁でお願いします。
例)
shinman001.jpg
shinman002.jpg
応募作品はサイズを軽くしたデータでも可ですが、最終候補作に選出された場合、オリジナルデータを別途お送りいただく場合があります。
受賞作品はすべて「となりのヤングジャンプ」「ヤンジャン!」アプリに掲載いたします。
さらに優秀作品に関してはヤングジャンプ・グランドジャンプ・ウルトラジャンプ誌面に掲載される場合があります。
締め切りの延長に伴い、ご応募が完了している作品の再投稿を以下の通り受け付けます。
●郵送の場合/持ち込みの場合
郵送用封筒、もしくは原稿に付記されている住所に再投稿用の規定をまとめた書面をお送りいたします。書面の案内に従って再投稿申請をいただいた方に原稿の返却を行いますので、加筆・修正後、締め切りまでに再投稿をお願いいたします。
●WEB投稿の場合
修正した同作品の再アップロードをお願いいたします。同じ作品がアップされている場合、締め切り時点での最新の画稿にて審査いたします。
●あしたのヤングジャンプ投稿の場合
ご自身のダッシュボードの投稿作品一覧より随時差し替え、加筆を行うことが可能です。締め切り時点の画稿にて審査いたします。
■応募はプロ・アマ問いません。
■特別な規程のある賞を除きページ数は50ページ以内
■商業媒体未発表(投稿サイトやSNSなどを除く)のオリジナル作に限ります。同じ作品を同時期に他の新人賞(web媒体含む)へ応募するのはご遠慮ください。
■一作品につき一つの賞に応募可能です。
■受賞作品の出版権、上映・上演権、映像化権などの諸権利は集英社に帰属します。
■アナログ原稿は返却いたします。(返却先不明の場合は処分させていただく場合があります)
※応募された個人情報は厳重に管理し、本企画遂行以外の目的に使用することはありません。本企画遂行後、速やかに破棄致します。
審査員
ヤングジャンプ・グランドジャンプ・ウルトラジャンプ編集部&各賞審査員
締切
2020年7月31日(金)
※郵送の場合当日消印有効。
発表
本サイト・となりのヤングジャンプ ・ヤンジャン!アプリを予定。さらに優秀作品に関してはヤングジャンプ・グランドジャンプ・ウルトラジャンプ誌面に掲載される場合があります。
賞金
本サイト内の各賞詳細ページを参照してください。